- ザイフの利用にかかる手数料一覧
- ザイフの取引手数料・入出金手数料
- ザイフ独自のシステムでかかる手数料
- ザイフの手数料に関するよくある質問と回答
結論から言うとZaif(ザイフ)の利用にかかる手数料は、他の国内仮想通貨取引所と同等か少し高めです。
さらに口座維持手数料など独自のものもあり、きちんと知っておかないと思わぬ損をしてしまうかも…。
この記事を読めば、ザイフの手数料がすべて分かる!
ぜひこの記事を最後までご覧いただき、オトクにザイフを使いましょう!
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Zaif(ザイフ)の手数料一覧
ザイフの利用にかかる手数料は、大きく以下6つに分けられます。
- 仮想通貨取引にかかる手数料
- 仮想通貨送金にかかる手数料
- ザイフ口座への入金にかかる手数料
- 銀行口座への出金にかかる手数料
- ザイフ口座の維持にかかる手数料
- 仮想通貨積立(コイン積立)にかかる手数料
中には口座維持手数料や積立手数料など、ザイフ独自の手数料も存在します。
余計な損をしないためにも、しっかりと確認しましょう。
Zaif(ザイフ)|取引手数料3種類
ザイフでの仮想通貨取引にかかる手数料は取引するシステムで異なり、以下3つに分かれます。
- 販売所(かんたん売買)
- 取引所(OrderbookTrading)
- 信用取引
特に利用頻度の高い、販売所と取引所の手数料に注意しましょう。
1.販売所(かんたん売買)|無料だがスプレッドがかかるので注意
ザイフの販売所(かんたん売買)利用にかかる取引手数料は無料です。
販売所では「スプレッド」という仲介手数料が常にかかります。
実質、スプレッドが販売所利用の手数料となります。
スプレッドの計算方法は以下のとおりです。
購入時の価格(Ask)-売却時の価格(Bid)= スプレッド
ザイフと他取引所の1BTC(ビットコイン)あたりのスプレッドをまとめると、このようになります。
取引所 | 購入価格(円) | 売却価格(円) | 価格差(円) | スプレッド |
---|---|---|---|---|
Zaif | 3,046,387 | 2,864,969 | 181,418 | 約6.3% |
コインチェック | 3,051,200 | 2,869,000 | 182,200 | 約6.3% |
ビットフライヤー | 2,963,361 | 2,874,460 | 88,901 | 約3% |
DMMビットコイン | 2,988,222 | 2,924,658 | 63,564 | 約2.2% |
GMOコイン | 3,030,235 | 2,882,100 | 148,135 | 約5.1% |
比較すると、ザイフ販売所でのスプレッドは広めに設定されています。
よって販売所メインでザイフを利用するのは、あまりおすすめできません。
2.取引所(OrderbookTrading)|販売所よりオトク!maker・taker手数料の違いも解説
ザイフの取引所(OrderbookTradingと言います)の手数料は「maker」と「taker」の2つがあり、それぞれ手数料が異なります。
取引所の手数料は、以下のようになります。
銘柄 | maker手数料 | taker手数料 |
---|---|---|
BTC/JPY ETH/JPY ETH/BTC XYM/JPY XYM/BTC XEM/JPY XEM/BTC FSCC/JPY FSCC/BTC CICC/JPY CICC/BTC NCXC/JPY NCXC/BTC TRX/JPY TRX/BTC COT/JPY COT/BTC MONA/JPY MONA/BTC DOT/JPY DOT/BTC ZAIF/JPY ZAIF/BTC CMS:XEM/JPY CMS:XEM/BTC CMS:ETH/JPY CMS:ETH/BTC XCP/JPY XCP/BTC |
0% | 0.1% |
BCH/JPY BCH/BTC |
0% | 0.3% |
- maker手数料は「この値段で買いたい」と提示した指値注文が成立した際に対してかかる手数料のこと。成立しなければ約定しない。
- taker手数料は実際に提示されている価格で直接買った際の手数料のこと。
表のとおりザイフはmaker手数料が無料なので、板取引に絞ればすべて手数料を支払わずに利用可能です。
国内の他取引所でも、取引所手数料が無料の企業は数多く存在します。
取引所名 | maker手数料 | taker手数料 |
---|---|---|
コインチェック | 無料 | 無料 |
DMMビットコイン | 無料 | 無料 |
ビットポイント | 無料 | 無料 |
GMOコイン | -0.01% | 0.05% |
ビットフライヤー | 0.01%~ | 0.01%~ |
ザイフの特筆すべき点は、これらの手数料は『自動売買おてがるトレード』でも適用されること。
自分で自動売買システムを組まずにトレードを開始できるので、自動売買で堅実に稼ぎたい人にとってはかなりのメリットとなります。
3.信用取引|取引所とほぼ同じだが、24時間ごとに借入手数料がかかる
ザイフの信用取引の手数料は取引所とほぼ同じで、maker手数料は無料です。
2023年現在、信用取引で使える通貨は日本円とBTC(ビットコイン)のみになります。
銘柄 | maker手数料 | taker手数料 |
---|---|---|
BTC/JPY | 0% | 0.1% |
その他ザイフの信用取引では、取引手数料とは別に「借入手数料」と「利益手数料」がかかる場合があります。
- 借入手数料 … 借入日の翌日から、日をまたぐ毎に 借入時の価格×0.039% 発生し決済時に精算。
- 例:ビットコイン10万円分を借入し3日経過した場合 …(100000×0.039%)×3=117円
- 利益手数料 … レバレッジ2倍以上の信用取引で利益が出たとき、 利益額×0.7% 発生し決済時に精算。
借入手数料の0.039%は微々たるものに思えますが、仮に1年間保持すると 0.039×365=14.235% となり年利14%以上とかなりの割合に…。
信用取引はある程度、的を絞って取引できる人向けの取引と言えます。
Zaif(ザイフ)|送金手数料(仮想通貨送金)
ザイフからウォレットや他取引所へ仮想通貨を送金する際の手数料は、以下のとおりです。
送金時のネットワーク手数料により送金手数料は変動するので、送金するときにはよく確認してから行いましょう。
銘柄 | 送金手数料(1出金あたり) |
---|---|
BTC | 0.0001~0.01 BTC |
ZAIF FSCC CICC NCXC COT |
0.01〜0.05 ETH |
XYM | 2〜20 XYM |
XEM | 2〜20 XEM |
MONA | 0.001〜0.1 MONA |
XCP | 0.001〜0.1 BTC |
BCH | 0.001〜0.01 BCH |
ETH | 0.01〜0.05 ETH |
CMS:XEM | 5〜25 XEM |
CMS:ETH | 0.01〜0.05 ETH |
DOT | 0.1 DOT |
TRX | 1〜10 TRX |
送金手数料は1回送金する毎に発生するので、これを抑えるためには
- 送金はなるべく1回でまとめて行う。
- ネットワーク手数料が安い夜間などに送金する。
このように工夫をして送金しましょう。
Zaif(ザイフ)|入金手数料4種類
ザイフの口座に日本円入金をする方法は以下4種類があり、それぞれ手数料が異なります。
- 銀行振込
- コンビニ入金
- ペイジー入金
- 暗号資産入金
手数料の観点では『住信SBIネット銀行』から無料入金ができる「銀行振込」がおすすめです。
1.銀行振込|住信SBIネット銀行からの入金で手数料無料!
銀行振込の振込手数料は使っている銀行の基準で決まり、基本的にユーザーの負担になります。
銀行営業時間外での振込の場合、額面の反映は翌営業日となるので注意が必要です。
ただし、ザイフの口座への振込は『住信SBIネット銀行』を通して行われるため、『住信SBIネット銀行』からの振込は無料かつ即時反映されます。
ザイフをなるべく安く使いたいのなら、住信SBIネット銀行から送金をしましょう。
2.コンビニ入金|手数料は高いけど、1番簡単でスピーディーに入金可能
コンビニ入金は店頭から直接、現金でザイフの口座へ入金する方法です。
コンビニ入金では500円以上から500円刻みで入金でき、最大299,000円まで額面が選べます。
入金の際は、以下の手数料が発生します。
入金額 | 手数料 |
---|---|
~29,999円 | 495円 |
30,000円~ | 605円 |
コンビニ入金は手数料が高いものの、もっとも簡単でかつスピーディーな入金方法です。
コンビニ入金を行うチェーンは、以下の4店舗から選べます。
- ローソン
- ミニストップ
- ファミリーマート
- セイコーマート
コンビニ入金のメリットはやはり、現金で直接入金できることと額面の反映が早いこと。
30,000円以上なら手数料も一律なのでまとまった金額をなるべく早く、直接入金したいときにおすすめです。
3.ペイジー入金|手数料は高いけど、家から手軽に入金できる
ペイジー入金は銀行ATMやインターネットバンキング画面から、ザイフの口座へ入金する方法です。
ペイジー入金では500円以上から100円刻みで入金ができ、最大9,999,000円まで額面が選べます。
入金手数料は、コンビニ入金と同様になります。
入金額 | 手数料 |
---|---|
~29,999円 | 495円 |
30,000円~ | 605円 |
入金に使える金融機関はこちらから確認できます。
メリットは銀行振込と同様、家に居ても入金が可能な点。
ペイジーは入金が即時反映されるので、銀行営業時間外でも安心です。
金融機関によっては銀行振込の方が手数料が高くつくことがあるので、そのような人には使いやすい方法ですね。
しかし最大の欠点として、インターネットバンキング最大手の『楽天銀行』が決済に使えないのが痛いです。
楽天銀行を資産運用に使っている人は多いので、その場合は残念ながら選択肢から外れてしまうでしょう。
4.暗号資産入金|他取引所からトークンを移したいときは手数料無料
暗号資産(仮想通貨)の運用を他取引所からザイフに替えたいときは、暗号資産入金でBTC(ビットコイン)などを送金することになります。
BTCなどをウォレットや他取引所から送金する場合は、手数料をかけずに入金できます。
ただし他取引所から送金する際に手数料がかかることがあるので、送金元の取引所規約をよく確認しましょう。
Zaif(ザイフ)|出金手数料(日本円出金)
ザイフからお使いの銀行口座へと日本円で出金すると、金額に応じて以下の手数料が引かれます。
出金額 | 手数料 |
---|---|
~29,999円 | 385円 |
30,000円~ | 770円 |
これを見ると30,000円未満の手数料は、30,000円以上の際の丁度2倍に設定されています。
なので60,000円以上を出金したい場合は、1回でまとめて出金したほうが手数料面でオトクです。
日本円出金を行う際は、なるべく1回でまとめて出金申請をしましょう。
Zaif(ザイフ)|口座維持手数料
ザイフ独自の手数料として、本人確認が完了していない口座に「口座維持手数料」がかかります。
口座維持手数料は毎月1日0時時点の日本円と仮想通貨の残高を合計した額面で決まり、同月15日に徴収されます。
保有残高 | 手数料 |
---|---|
~9,999円 | 100円 |
10,000~99,999円 | 3% |
100,000~499,999円 | 5% |
500,000~999,999円 | 7% |
1,000,000~ | 10% |
本人確認が完了しているアカウントからは徴収されないので、ザイフの登録が完了したら速やかに本人確認をしましょう。
Zaif(ザイフ)|積立手数料(コイン積立)
ザイフの「コイン積立」という積立投資サービスを使えば、誰でも気軽に仮想通貨の積み立てが始められます。
コイン積立は設定した毎月の引き落とし金額に応じて、以下の手数料が発生します。
積立金額 | 手数料 |
---|---|
1,000~2,000円 | 100円 |
3,000~9,000円 | 3.5% |
10,000~29,000円 | 2.5% |
30,000~49,000円 | 2% |
50,000,~ | 1.5% |
コイン積立では積立金額に手数料を足した金額が、毎月1日に設定した銀行口座から引き落とされます。
積立金額が高いほど手数料は安くなるので、積立設定をする際は手数料をよく確認しましょう。
Zaif(ザイフ)の手数料に関するよくある質問4選
ここからはザイフの手数料に関して、SNSなどで多く見られた以下4つの質問とその回答を紹介します。
疑問を解消し、さらにオトクにザイフを利用しましょう。
ザイフの手数料は、他取引所と同等か少し高めです。
たとえば販売所の実質手数料であるスプレッドを同時間帯のBTC価格で比較すると、
取引所 | 購入価格(円) | 売却価格(円) | 価格差(円) | スプレッド |
---|---|---|---|---|
Zaif | 3,046,387 | 2,864,969 | 181,418 | 約6.3% |
コインチェック | 3,051,200 | 2,869,000 | 182,200 | 約6.3% |
ビットフライヤー | 2,963,361 | 2,874,460 | 88,901 | 約3% |
DMMビットコイン | 2,988,222 | 2,924,658 | 63,564 | 約2.2% |
GMOコイン | 3,030,235 | 2,882,100 | 148,135 | 約5.1% |
ザイフはDMMビットコインやビットフライヤーと比べてスプレッド幅が広いことが分かります。
2018年まではBTCのmaker手数料がマイナス(払い戻しが発生する)など他取引所にない魅力がありましたが、今は他取引所とほぼ同じ設定になっています。
特にスプレッド幅が広いザイフは、販売所中心の運用に向いていない取引所となります。
「手数料」は入出金や送金など、ザイフのサービスを利用するにあたってかかる手間賃のようなもの。
対して「スプレッド」は販売所の買値(Ask)から売値(Bid)を差し引いた利回り差のことを言います。
スプレッドは取引所によって買値と売値の設定が異なるため、実質的な取引手数料としてユーザーが負担することになります。
ザイフで払う手数料を抑えるには、以下5つのポイントを守りましょう。
- 本人確認が終わるまで入金をしない。
- 入出金・送金はなるべく1回でまとめて行う。
- 入金は『住信SBIネット銀行』から銀行振込で行う。
- 仮想通貨を送金する際は、手数料が安い夜間に行う。
- 仮想通貨購入は取引所のmaker注文で買い付ける。
特に「口座維持手数料」は払うだけ損をするので、本人確認を確実に完了し払わないようにしましょう。
仮想通貨取引の手数料計算は販売所・取引所どちらの利用かで異なるので、順に説明します。
「販売所」の場合、実質の手数料である「スプレッド」の計算式は、購入時の価格(Ask)-売却時の価格(Bid)で計算します。
たとえば販売所の1BTCあたりの買値が3,046,387円、売値が2,864,969円の場合は、
このようになり、売値に対してのスプレッドは約6.3%となります。
対して「取引所」はtaker注文の際に0.1%の手数料がかかります。
なので上と売値と同じく2,864,969円/BTCで買い付けたとすると、
こうなり、2,865円(小数点切り上げ)がtaker手数料になります。
計算方法を見れば分かるとおり、同じ価格なら取引所で買ったほうが比べ物にならないくらいオトクです。
【まとめ】Zaif(ザイフ)の手数料をよく理解し、オトクに利用しよう!
今回の記事では、以下の内容についてまとめました。
- ザイフの利用でかかる手数料一覧
- 取引・入出金・送金それぞれでかかる手数料の種類と金額
- ザイフ独自の手数料(口座維持・コイン積立)の金額
- ザイフの手数料に関する、よくある4つの質問と回答
仮想通貨運用をするにあたり、避けては通れない手数料の問題。
現在では国内で暗号資産交換業者に登録されているだけでも30社以上の取引所があり、比較検討は必須です。
ザイフは手数料が特別安いわけではありませんが、豊富なキャンペーンや運営がユーザーフレンドリーなど刺さる人には刺さる取引所です。
当サイトでは、下の記事にてザイフで口座開設する方法も解説しています。
もしどの取引所を使うか迷っているならば、この記事を読みながらザイフで口座開設をしてみてください!
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