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「クレジットカードの種類が多すぎてどれを選んだらよいか分からない…」
こんな疑問や悩みを抱えていませんか?
この記事では、高齢者がクレジットカードの審査に通るためのコツ、クレジットカードを持つメリットについて解説しています。
また、おすすめのクレジットカードも紹介しているので、カード選びや申込みの際に参考にしてください。
高齢者でもクレジットカードは作れる?年齢制限・上限
高齢者の方でも、クレジットカードを新規で作ることは可能です。
ほとんどのクレジットカード発行会社は、カードの申込み条件を「18歳以上(高校生を除く)」としていますが、年齢に上限は設けていません。
また、「満65歳以上が申込み可能」など、シニア世代をターゲットにしたクレジットカードもあります。
申込みの際に申告する情報から「返済能力あり」と判断されれば、70~80歳以上の高齢者の方でも審査を通過できるでしょう。
高齢者がクレジットカードの審査に通過できる年収
クレジットカードの審査基準は発行会社によって異なるため、審査に通過できる年収を具体的に知ることはできません。
とはいえ、多くのクレジットカードは、年金受給者の方もカード発行の対象としています。
厚生労働省の資料によると、国民年金だけを受給している方の平均受給額は月に約56,000円なので、5.6万×12ヵ月=67万円程度の年収でも、審査に通過できる可能性はあると言えるでしょう。
もちろん、国民年金に加えて厚生年金を受給している方や、年金のほかに安定した継続収入がある方のほうが、審査に通過する可能性はより高くなります。
70~80歳以上の高齢者がクレジットカードを持つメリット
クレジットカードには、以下のメリットがあります。
現金を持ち歩く必要がないため安心
クレジットカードがあれば、常に多額の現金を持ち歩く必要がないため防犯上安心です。
万一クレジットカードの盗難被害に遭ったり、紛失してしまったりしても、すぐにカード停止の手続きをすれば被害を防ぐことができます。
紛失がどうしても心配な場合は、申込みの際に「ナンバーレス」のクレジットカードを選択しましょう。
ナンバーレスのカードは券面にカード番号などが記載されていないので、他人に個人情報を見られる心配がありません。
最近ではコンビニ、スーパー、飲食店など多くのお店でクレジットカード払いが利用できるようになっているので、現金の持ち合わせがなくて困る場面は少ないでしょう。
ポイントやシニア世代向けの特典が利用できる
クレジットカードを持っていると、お買いもの額に応じてカード会社独自のポイントが貯まります。
たとえば「楽天カード」では、お買いもの金額100円につき楽天ポイントが1ポイント還元されます。
貯まったポイントはお買いもので使えるので、現金よりもクレジットカードでお買いものした方がお得です。
また、「毎月15日のお買いもの5%オフ(イオンカード)」、「JR線のきっぷが何度でも30%割引(大人の休日倶楽部ジパングカード)」などシニア世代の方限定の特典があるクレジットカードもあります。
自分がよく利用するお店やサービスで特典が利用できるクレジットカードを選んで、毎日のお買いものをお得に楽しみましょう。
ネットショッピングで便利に使える
クレジットカードがあれば、ネットスーパーやネット通販でお買いものするときにいっそう便利になります。
ネットスーパーやネット通販では料金を代金引換で支払うこともできますが、代金引換には数百円の手数料がかかります。
一方、クレジットカードで支払いすれば、手数料は一切かかりません(一括払いの場合)。
また、ネット上のサービスでは、支払い方法としてクレジットカード払いしか選べない場合もあります。
ネットショッピングをよく利用するなら、クレジットカードを持っておくのがおすすめです。
70~80歳以上の方におすすめのクレジットカード
70~80歳以上の高齢者の方におすすめのクレジットカードを紹介します。
三井住友カード(NL)
デザイン | |
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年会費 | 永年無料 |
申込み対象 | 18歳以上(高校生は除く) |
ブランド | Visa |
ポイントサービス | Vポイント:利用金額200円(税込)につき1ポイント還元(0.5%) |
主な特典 | 対象のコンビニ・飲食店でタッチ決済を利用すると最大5%還元 |
三井住友カード(NL)は、年会費無料のクレジットカードです。
券面にカード番号や名前などが印字されていない「ナンバーレス」が特長で、個人情報を他人に見られて不正利用される心配がありません。
ポイント還元率は通常0.5%ですが、セブンイレブン、ローソン、マクドナルドなど対象のコンビニ・飲食店でタッチ決済を利用すると最大5%のポイント還元が受けられます。
イオンカードセレクト(G.Gマーク付)
デザイン | |
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年会費 | 永年無料 |
申込み対象 | 55歳以上 |
ブランド | Visa, Mastercard, JCB |
ポイントサービス | WAON POINT:利用金額200円(税込)につき1ポイント還元(0.5%) |
主な特典 | ・イオングループの対象店舗で2倍のポイント還元(200円につき2ポイント) ・毎月15日はイオングループ対象店舗で5%割引 ・イオンシネマでの映画鑑賞料金がいつでも1,100円 |
イオンカードセレクト(G.Gマーク付)は、イオン銀行が55歳以上の方を対象に発行している年会費無料のクレジットカードです。
ポイント還元率は通常200円につき1ポイント(0.5%)ですが、イオングループの対象店舗で利用すれば2倍のポイント還元が受けられます。
ほかにも、毎月15日のG.G感謝デーならお買いもの金額から5%割引、イオンシネマでの映画鑑賞料金がいつでも1,100円(税込)など、シニア世代の方にうれしい特典がたくさん用意されています。
イオングループの店舗をよく利用するなら、まずこのカードの申込みを検討しましょう。
楽天カード
デザイン | |
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年会費 | 永年無料 |
申込み対象 | 18歳以上(高校生は除く) |
ブランド | American Express, Mastercard, Visa, JCB |
ポイントサービス | 楽天ポイント:利用金額100円につき1ポイント還元(1%) |
主な特典 | ・入会特典5,000ポイント ・楽天市場でのお買いものポイントが+2倍 |
楽天カードは、楽天市場をよく利用している方におすすめの、年会費無料のクレジットカードです。
ポイント還元率は通常100円につき1ポイント(1%)と高めですが、楽天市場でお買いものをする場合はポイント還元率が+2倍になります。
貯まったポイントは楽天市場でのお買いものや、楽天ポイント加盟店でのお買いもの・飲食に利用可能です。
楽天カードを申し込むなら「楽天シニア」アプリもあわせて利用するのがおすすめです。毎日の運動で楽天ポイントが貯まるので、さらにポイントが貯まりやすくなります。
大人の休日倶楽部ジパングカード
デザイン | |
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年会費 | ・個人会員:4,364円(税込) ・夫婦会員:7,458円(税込) |
申込み対象 | 男性は満65歳、女性は満60歳以上 |
ブランド | Visa, JCB, Mastercard |
ポイントサービス | JRE POINT:利用金額1,000円(税込)につき5ポイント還元(0.5%) |
主な特典 | ・JR東日本線・北海道線のきっぷが何回でも30%割引 ・全国のJR線のきっぷが20回まで20~30%割引 |
電車で旅行するのが好きな方におすすめなのが、大人の休日倶楽部ジパングカードです。
男性は満65歳、女性は満60歳以上が申し込めるカードで、シニア世代向けのお得な特典が利用できます。
最大のメリットは、JR線のきっぷを割引価格で購入できること。JR東日本・北海道線のきっぷが何回でも30%割引、全国のJR線のきっぷも20回まで20~30%割引になります。
個人会員4,364円(税込)、夫婦会員:7,458円(税込)の年会費がかかりますが、旅行好きの方ならすぐに元が取れるでしょう。
クレジットカードの審査に通過しやすくなるためのコツ・注意点
クレジットカードの申込みの際には、返済能力があるかを判断するための審査が行われます。
審査にとおりやすくするために、以下の5つの点に注意してください。
申込み欄に「年金受給者」の選択肢があるカードを選ぶ
申込みの際は、職業選択の欄に「年金受給者」の選択肢があるクレジットカードを選びましょう。
「年金受給者」の選択肢を用意しているクレジットカードは高齢者の方も申込み対象としているため、審査に通過しやすくなります。
「一般カード」を申し込む
一般カード、ゴールドカード、プラチナカードなど、カードのランクが選べる場合は、一般カードを申込みましょう。
「ゴールド」「プラチナ」などのカードは付帯サービスや特典が充実していて魅力がありますが、申込み条件に「安定した継続収入があること」が加わるため、一般カードよりも審査が厳しくなります。
カードのランクは後から切り替えることもできるので、まずは審査に通過しやすくするために一般カードを申し込むことをおすすめします。
キャッシング枠を不要にして申込む
クレジットカードの申込みの際には、通常のお買いもので利用する「ショッピング枠」と、現金の借入れをするための「キャッシング枠」があります。
キャッシング枠の設定ができる場合は、不要または0円にして申込みましょう。
キャッシング枠を高額に設定すると、お金に困っている人と判断されて、審査にとおりにくくなる可能性があります。
借入れやローンのない状態で申込む
申込みの際には、できるだけ他社からの借入れやローンのない状態にしておきましょう。
クレジットカードの発行会社は、「信用情報機関」に登録されている情報から、申込者の信用度を審査します。
信用情報機関では個人の借入れやローンの状況がすべて確認できるため、他社からの借入れやローンがあると審査に不利になる可能性があります。
とはいえ、借入れやローンがあるからと言って絶対に審査に落ちるというわけではありません。申込みの際には必ず正確な情報を記入するようにしてください。
クレジットカードの多重申込みをしない
クレジットカードは1度に1枚だけ申込みましょう。
審査の際にカード会社が利用する「信用情報機関」には、クレジットカードの申込み情報も登録されています。
一度に複数のクレジットカードを申し込んでいると、お金に困っている人と判断されて、審査に不利になることがあります。
審査に落ちた場合は家族カードもおすすめ
審査に落ちてしまった場合は、「家族カード」の申込みを検討してみましょう。
家族カードとは、すでにクレジットカードを持っている方(本会員)の家族が追加でカードを持てるサービスのことです。
家族カードは本会員の利用可能枠以内で使えるカードなので審査に通過しやすく、高齢者の方でも問題なく発行できます。
ただし、カードの請求額はまとめて同じ口座から引き落とされるため、家族カードの対象者は本会員と生計をともにしている方に限られます。
また、家族カードのショッピング履歴は本会員の方も確認できるため、購入したものの内容を家族に知られたくない場合は注意してください。
高齢者がクレジットカードを作る際のよくある質問
高齢者の方がクレジットカードを持つ際に気になる点や、よくある質問に回答します。
楽天カードは80歳以上の高齢者でも申し込める?
楽天カードの申込み対象者は18歳以上(高校生を除く)なので、80歳以上の高齢者でも申込みできます。
ただし、90歳を超える方(91歳以上)は申込みができません。
イオンカードは80歳以上の高齢者でも申し込める?
イオンカードは80歳以上の方でも申込みできます。
イオンカードセレクトの申込み対象者は「18歳以上で電話連絡可能なお客さま」となっており、上限年齢は設定されていません。
とくにイオンカードセレクト(G.Gマーク付)は55歳以上の方を申込み対象としているため、高齢者の方でも申込みやすいカードと言えるでしょう。
後期高齢者(75歳以上)や90歳以上でもクレジットカードは申し込める?
75歳以上の後期高齢者や90歳以上の方でもクレジットカードを申し込めます。
多くのカード発行会社はカードの申込み条件を「18歳以上(高校生を除く)」としていますが、上限年齢は設定していません。
ただし、カード会社によっては90歳を超えると申込みができなくなる場合があるので、個別に確認してください。
クレジットカードは高齢者でも更新できる?
すでにクレジットカードを持っている方の場合は、年齢に関係なく更新可能です。
更新カードは有効期限月の当月か先月ころに届きます。万一有効期限を過ぎても更新カードが届かない場合は、クレジットカード発行会社に問い合わせしてください。
高齢者の場合、クレジットカードの限度額はどのくらいになる?
審査が終わるまで、限度額がいくらになるかは分かりません。
クレジットカードのショッピング枠は信用情報を考慮して決定されるため、申込み者によって限度額は異なります。
「一般カード」であれば、10~100万円の範囲内に設定されることが多いでしょう。
まとめ
70~80歳以上の高齢者の方でも、クレジットカードを新規で作ることは可能です。
審査にできるだけ通過しやすくするために、以下の点に注意してください。
- 申込み欄に「年金受給者」の選択肢があるカードを選ぶ
- 「一般カード」を申し込む
- キャッシング枠を不要にして申込む
- 借入れやローンのない状態で申込む
- クレジットカードの多重申込みをしない
クレジットカードには、多額の現金を持ち歩く必要がない、ポイントや特典が利用できるなど、さまざまなメリットがあります。
カード会社によって特典は異なるので、自分がよく利用する店舗やサービスがお得になる一枚を選びましょう。