みずほ銀行カードローンとは、メガバンクの1つである“みずほ銀行”が提供するカードローンです。
メガバンクのカードローンなので安心して利用できそうだと感じる一方で、審査が厳しいのではないか、利息の高さはどうなのかと不安に思われる方も多いでしょう。
本記事では、みずほ銀行カードローンの特徴と利用するメリット・デメリット、審査基準が厳しいのかなどの疑問について解説していきます。これから申し込みを検討されている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
みずほ銀行カードローンの特徴
みずほ銀行カードローンは、みずほ銀行が提供するカードローンのことで、Webだけで申し込みから融資まで受けられる便利なサービスのことです。
全国に融資・返済可能なATMが設置されており、専業主婦やアルバイトでも手軽に申し込めるのも特徴です。
まずは、みずほ銀行カードローンがどんなものか、4つの特徴について紹介していきます。
①WEBで全ての手続きができる
みずほ銀行カードローンの1つ目の特徴は、申し込みから融資まで全ての手続きをWEBでできることです。
忙しくてなかなかみずほ銀行の窓口に行けない方でも、インターネットからだと24時間365日申し込みができます。インターネットが苦手な方なら、もちろん窓口で聞きながら手続きを進めることも可能です。
自分の都合や手続きの流れで決めることもできるため、利便性が高いと言えるでしょう。
②キャッシュカードにローン機能を足せる
みずほ銀行カードローンの2つ目の特徴は、普段使っているキャッシュカードにローン機能を足せることです。
やはりローンなど銀行のサービスを利用する際に、カードの発行が手間だと感じる方は多いでしょう。そんな中、みずほ銀行の普通預金口座を持っていると、カードローン専用カードを作る必要はありません。
みずほ銀行の普通預金口座を持っていない場合は、普通預金口座との同時申し込みができますし、カードローン専用カードを作ることもできます。できるだけ手間を省きたいという方は、キャッシュカードにローン機能を付けると良いでしょう。
③借入時の金利が比較的低い
みずほ銀行カードローンの3つ目の特徴は、借入時の金利が基本は年2.0%〜14.0%で、引き下げ後は年1.5%〜13.5%と比較的低いことです。
また、利用限度額は10万円〜800万円となっており、借入金額が多いほど金利も低くなるのが一般的です。もちろん、誰でも最大800万円まで借入できるわけでなく、条件によって異なるため注意が必要です。
また、利用限度額が50万円以下の場合は申込時に収入の証明は不要ですが、借入時の金利が高くなるのがデメリットです。
みずほ銀行カードローンの基本金利を一覧にしたものが以下の表です。
限度額 | 基本金利 | 引下げ後金利 |
10万~100万円 | 14.0% | 13.5% |
100万~200万円 | 12.0% | 11.5% |
200万~300万円 | 9.0% | 8.5% |
300万~400万円 | 7.0% | 6.5% |
400万~500万円 | 6.0% | 5.5% |
500万~600万円 | 5.0% | 4.5% |
600万~700万円 | 4.5% | 4.0% |
700万~800万円 | 2.0% | 1.5% |
表のように、利用限度額によって金利が異なることも知っておきましょう。
④お得な特典を受けられることも
みずほ銀行カードローンの4つ目の特徴は、みずほマイレージクラブに入会しているとお得な特典を受けられることです。例えば、
- みずほ銀行・イオン銀行ATM時間外手数料0円
- みずほダイレクト利用時、他行宛振込手数料が月3回まで0円
などがあげられます。
みずほ銀行カードローンの審査は厳しい?
みずほ銀行カードローンは、多重債務者の発生を防ぐために、審査体制をより強化されています。
全国銀行協会がまとめた“銀行による消費者向け貸付けに係る申し合わせ”でも、「貸付け審査にあたり、信用情報機関の情報等を活用するなどして、自行・他行カードローン、貸金業者の貸付けを勘案して返済能力等を確認するよう努める。」と記載されています。
返済能力がない人にお金を貸して返済してもらえない悪循環を防ぐために、みずほ銀行カードローンでも返済能力のチェックを重視しています。みずほ銀行カードローンの審査は、決して甘くないと言えるでしょう。
ここからは、返済能力を示すために必要な条件について解説していきます。
返済能力を示すために必要な3つの条件
みずほ銀行カードローンを申し込む際、返済能力を示すためには、主に3つの条件を満たしておく必要があります。その3つの条件としては、
- 安定した継続収入があること
- 現在の借り入れ額が多すぎないこと
- 過去の借入時に長期の延滞などトラブルがないこと
などがあげられます。
過去に延滞など返済に関するトラブルがあると、新たに借入するのは難しくなります。また、収入に対して借入金額が多くて合っていなかったり、継続した収入が見込めなかったりする場合は、返済能力を疑われても仕方ありません。
みずほ銀行カードローンの審査に通るか不安な方は、3つの項目について確認してみると良いでしょう。
みずほ銀行カードローンと他社との違い
ここまではみずほ銀行カードローンの特徴や審査に通る条件を紹介しましたが、他社のカードローンと比べるとどのように違うのか、解説していきます。
他社のカードローンと金利を比較
まずは、みずほ銀行カードローンと他社のカードローンの金利の比較をしていきましょう。
カードローン種類 | 限度額 | 金利 |
みずほ銀行カードローン | 800万円 | 2.0~14.0% |
三井住友銀行カードローン | 800万円 | 1.5~14.5% |
三菱UFJ銀行カードローン | 500万円 | 1.8~14.6% |
楽天銀行スーパーローン | 800万円 | 1.9~14.5% |
みずほ銀行カードローンは他社のカードローンと比べて、最大金利が低くなっておりお得なのが分かります。初めて融資を受ける方には、利息が低くて安心かもしれません。
他社のカードローンと審査基準を比較
続いて、みずほ銀行カードと他社のカードローンの審査基準についてです。
審査基準については、他社の銀行と特に大きな差はありません。全国銀行協会でも規則がまとめられているように、銀行のカードローンの間で審査が厳しかったり緩かったりと、差が出ることはないでしょう。
消費者金融カードローンとの比較
カードローンを申し込む際に、銀行カードローンだけでなく、消費者金融カードローンに申し込む方法もあります。それぞれの利用限度額と金利の比較をしたものが、以下の表になります。
カードローン種類 | 限度額 | 金利 |
みずほ銀行カードローン | 800万円 | 2.0~14.0% |
レイクALSA | 500万円 | 4.5%~18.0% |
アイフル ローン | 800万円 | 3.0%~18.0% |
SMBCモビット | 800万円 | 3.0%~18.0% |
みずほ銀行のカードローンの方が最低・最大金利ともに低くお得ですが、消費者金融カードローンよりも審査が厳しくなっています。みずほ銀行のカードローンの審査に落ちてしまった場合は、消費者金融カードローンを検討しましょう。
みずほ銀行カードローンを使うメリット
みずほ銀行カードローンと他社のカードローンの比較を紹介しましたが、みずほ銀行カードローンのメリットにはどんな点があるのでしょうか。みずほ銀行カードローンを利用する5つのメリットについて紹介していきます。
①借入時の金利が低いこと
みずほ銀行カードローンのメリットとしては、やはり借入時の金利が低いことがあげられます。
上述したように、みずほ銀行カードローンの基本金利は2~14%なので、他の銀行や消費者金融カードローンに比べて金利が低くなっています。
少額借りる場合や初めての利用の際には14%に近い金利になる場合もありますが、銀行カードローンの中でも特に低い金利と言えるでしょう。
②毎月2000円から返済できること
みずほ銀行カードローンを利用する2つ目のメリットは、毎月2000円から返済できることがあげられます。
お金の借り入れをする時は余裕がない時なので、2000円という少額から返済できるシステムはありがたいですよね。月々の返済額を抑えて確実に返済に充てられることでしょう。
③手続きがWEBで簡単にできること
みずほ銀行カードローンを利用する3つ目のメリットは、申し込みなどで店舗に行く必要はなく、インターネットでの手続きだけですべて完結できるのが特徴です。
また、普段使っているキャッシュカードにローン機能を付けたせるサービスのおかげで、キャッシュカードを発行し直す必要がなく、その分の申し込みの手間や発行を待つ期間もかかりません。
申し込みなど面倒な手続きがWEB上で完結でき、発行に時間がかからないのはメリットと言えるでしょう。
みずほ銀行カードローンを使うデメリット
みずほ銀行カードローンのメリットを紹介しましたが、デメリットについても知っておく必要があります。みずほ銀行カードローンを利用する3つのデメリットを紹介していきます。
①みずほ銀行の口座が必要なこと
みずほ銀行カードローンを利用するデメリット1つ目は、「みずほ銀行の普通預金口座が必要」になることです。
みずほ銀行の普通預金口座を持っている場合は、利用しているキャッシュカードにローン機能を付けることができますが、口座を持っていない場合は新たに作らなければなりません。
借入したお金を口座に振り込んでもらう場合は、みずほ銀行の口座を作っておく必要があるため、その手間を面倒に感じられる方もおられると思います。
②即日の借入れはできないこと
みずほ銀行カードローンを利用する2つ目のデメリットは、「即日の借入れは不可能なこと」になります。
銀行側で審査をする際に、警察庁のデータベースを参照してマネーロンダリングを防いでいます。審査を行うには最低1日かかるので、即日での借入れをすることはできないのです。
どうしても即日でお金を借りたい場合は、消費者金融から借りるのが良いでしょう。
③土日祝の審査は対応していないこと
みずほ銀行カードローンを利用する3つ目のデメリットは、「土日祝の審査には対応していないこと」があげられます。
申し込みは24時間365日できますが、土日祝の審査には対応しておりません。また、休日明けに審査の日数が加算されるため、待てないと思われる方もいるでしょう。
緊急での借入れをしたい場合は、銀行のカードローンではなく消費者金融を利用してください。
みずほ銀行カードローンを利用する流れ
メリットデメリットや特徴についても紹介しましたが、みずほ銀行カードローンを実際に利用する流れについても知っておきましょう。
まずは、みずほ銀行の預金口座を開設します。口座の開設は必須ではありませんが、借りたお金を振り込んでもらうために口座が必要になるためです。ネットから口座開設する場合は、本人確認書類が必要になるため準備しておきましょう。
続いて、カードローンを買い入れするために必要な書類を準備します。
その後は、カードローンの申し込みをします。WEBの他に、電話・郵送・店頭で申し込みができます。申し込みが終わったら、みずほ銀行側の審査を待つだけです。最低でも審査に1日要するため、即日対応希望の場合は注意しましょう。
最後に、審査に通った後は契約となります。お金を引き出す方法について決めた上で完了となります。
みずほ銀行カードローンの返済方法は?
みずほ銀行カードローンで現金の借り入れをする際には、返済方法をきちんと知っておく必要があります。返済額や返済日について覚えておかないと、不払いや延滞として信用情報に影響してしまう恐れがあるためです。
・毎月10日に口座から引き落とす
みずほ銀行カードローンの基本的な返済方法は、毎月決まった返済日に口座から引き落とす方法です。
前の月の10日までに利用した残高に応じて、毎月10日に返済していきます。毎月決まった返済日だと忘れにくいので、把握しておけるでしょう。
口座へ返済額分を入金していないと延滞や不払いになってしまうので、利用額が少額だったとしても確認しておくようにしましょう。
引き落としは返済日の夜間になります。時間に余裕をもって、準備しておくことをおすすめします。
・ATMから返済をする
口座引き落としの他に、ATMを使って返済する方法があります。口座振替は10日と日程が決まっているのに比べ、随時支払うため引き落とし日を気にしておく必要はありません。
しかし、自分で返済額やスケジュールを管理しておかなければならないため、計画を立てた上で利用するようにしましょう。
・インターネットから返済をする
口座引き落としやATM利用の他に、インターネットから返済する方法もあります。
みずほ銀行のサービス「みずほダイレクト」を利用することで、パソコンやスマートフォンからでも返済できるのです。
ATMに行く必要のない手間がかからない方法なので、忙しい方にもおすすめです。
みずほ銀行カードローンがおすすめな人は?
みずほ銀行カードローンを利用するのがおすすめな人は、みずほ銀行の口座を持っていて、できるだけ低金利で借り入れしたい人です。
カードローンの申し込みをする際に、みずほ銀行の預金口座を持っているとカード発行の手間を省けるなど、急いで利用したい時には便利でしょう。もちろん、口座開設とカードローンの申し込みを同時に行えるようになっていますが、あまり時間をかけたくないですよね。
しかし、みずほ銀行カードローンは銀行カードローンの中でも低金利なのがメリットで、ATM手数料が無料になるなど、うれしい特典が多いのも事実です。
借り入れをしたい緊急度に合わせて、申し込みをするか決めるとよいでしょう。審査への申し込みはインターネットだけで全て完結できるので、急いで申し込みをしたい方にもおすすめです。
みずほ銀行カードローンで利息を抑える方法
みずほ銀行カードローンを利用する際に、少しでも利息を少なくできると良いですよね。以下では、誰でも実践できる2つの方法について紹介します。
繰上げ返済で利息の総額を減らす
誰にでも実践できる1つ目の方法は、「繰り上げ返済や一括返済をして、利息の総額を減らす」という方法です。
カードローンの場合、毎月の返済額を増やして返済期間を短縮することで、その分の利息をカットすることができます。ただし、一括返済をする場合は店頭での手続きが必要になり、利息を含めた貸越残高を精算しなければなりません。
住宅ローンで金利を0.5%下げる
誰にでも実践できる2つ目の方法は、「住宅ローンを使ってカード系の金利が年0.5%ダウンさせる」という方法です。
住宅ローンを使っている時にお金が必要になり、カード系が必要になる場合もあるかもしれません。そういった場合は、最小限の利息でお金を借りることができます。
住宅ローンをきちんと毎月払っていたら審査にも通りやすいため、一度検討してみてください。
まとめ
みずほ銀行カードローンは、他の銀行カードローンや消費者金融カードローンよりも金利が低いのが特徴です。
みずほ銀行の普通預金口座を持っていると、カードローン専用カードを作ることなくWEB上だけでも簡単に手続きを済ませることができます。
忙しい中窓口に行かなくても、24時間365日申し込めるようになっているため、返済計画をしっかりと考えた上で利用してみてはいかがでしょうか。